2020.05.17 / 学習
いいから黙って学習計画を立てろ!
Part1.なぜ学習計画を立てるのか
この記事の結論
①正しい学習計画は学習効率を爆上げする
②計画立案のコツは『明確に数値化にする』こと
②学習計画を立てると生涯を通して役に立つスキルが身につく
努力しなさい!勉強しなさい!
子どもに対してこう言ったことがある保護者は多いと思います。
ですが、学習計画の立て方を習ったことはない子どもが多いのではないでしょうか。
これを言うだけで終わってませんか?
それだけでは絶対ダメです。
勉強しなさい!
なんて言わなくていいです。
(学校の先生や塾の先生がいっぱい言ってくれます。しかも客観的な目線で。)
子どもに伝えるべきことは『学習計画の立て方』と『計画の実践方法』です。
子どもたちはこの2つを学ぶべきです。
なぜなら、学習計画を立てることで
1.時間を有効活用でき、学習時間を短くできる
2.勉強する科目の偏りが無くなる
3.知識の定着率が上がる
からです。
1.時間を有効活用でき、学習時間を短くできる
計画を立てることができると自分にとって1日に必要な学習時間や今日の勉強科目が分かります。
すると次に取り組むべき課題がハッキリしているので学習時間を短くできます。
今日何をしようか、次に何を勉強しようかを考える時間は意外と長くかかるからです。(こういった次に何をするか明確になっていない時に何故か部屋の掃除をしたく
なって学習時間を無駄にしたことないですか?笑)
さらに学習時間がハッキリと分かるので何時間が自由時間かも分かるので一石二鳥です。
2.勉強する科目の偏りが無くなる
学習計画を立てると何にどれだけの時間を割くかを考えることになるので、自分の勉強の偏りに気づくことができます。得意・不得意な科目の学習時間をバランスを見ながら設定できるようにもなります。
3.知識の定着率が上がる
人間の記憶定着に必要な作業は『思い出すこと』です。以前学習した内容を思い出す作業を学習計画に盛り込むと効率的かつ効果的に知識を定着させることができます。
学習計画を立てる際、一度間違えた問題の解き方を忘れる前に解き直す時間を組み込むなどの工夫をすると知識定着率が上がります。
学習計画を立てる際に最も重要なポイント
『明確な数値で計画を立てる』
数値にするべき代表例
各教材のページ数や項目数、問題数、期日(いつまでに仕上げるか)など
これらを踏まえた具体的な計画の立案のコツは次回以降の記事で書きますね。
最後に…
学習計画を立てることで身につく計画立案のスキルは生涯役に立ちます。
子どもたちは是非一度自分で立ててみてください。
保護者の方はお子様の学習計画を立てる手伝いをしてあげてみてください。
(私は具体的な計画の立て方について学生時代教わったことがありませんでした。ここ数年研究や仕事を通してこのスキルの重要性を痛いほど実感しています。)
うちのオンライン授業を受講してくれている生徒には各自の段階に合わせて学習計画の立て方を伝えています。
ただ、これから伝えていく機会と手段をもっと増やすつもりです。私もさらに効果的で皆さんがやりやすいシステムを模索していきます。