2021.04.04 / 予習
予習と復習どっちが意味ある?
「勉強では予習・復習が大切」ということがよく言われます。 ですが、勉強以外にも部活動に、友達関係に、恋愛に忙しい子ども達からすると予習と復習の両方を今から始めるのは難しいというのが本音ですよね。 では、まず予習と復習のどっちをやればいいのでしょうか? 今回はその疑問にオンライン家庭教師web塾ko-koの講師陣がお答えします!
Answer
まず取り組むべきは『予習』
復習は予習ができるようになってからで良い。
予習の意味を考えよう
なぜ予習が大切なのか… それは、『分からない部分に気づくことができる』からです。 部活動や恋愛にも全力を尽くすためには、時間を効率的に使った方がいいですよね。 効率的に勉強したいのであれば、『自分で学校の授業の効果を最大化する』のがお勧めです。 学校の授業の効果を最大化するのに最適な方法が予習で分からない部分に気づくことなのです。 では、『分からない部分に気づく』ことが何故必要なのか、 それは人間の理解のメカニズムに関係しています。
理解のメカニズム
人間の理解には4つの段階が存在します。
具体的には下の4つの段階を1から順に辿っていくことになります。
① ? (何も知らない状態)
② 「分かる」部分と「分からない」部分が区別できる
③ 分かる
④ できる
それぞれの段階をイメージするために次の例を考えてみましょう。
例えば、初めて「数学の一次方程式」について学習するときを想像してください。
①は、そもそも「一次方程式」という存在を知らない状態です。
②は、「一次方程式」という存在を知り、一次方程式の解き方や考え方を学ぶ中で自分は何が分かっていて、何を分かっていないのかを区別できている状態です。
この状態であれば、「どこが分からないの?」という質問にも答えることができます。
③は、「一次方程式」の授業や教科書の内容がほとんど分かった(分からないところが解消できている)状態です。
この状態の特徴として、『授業中は問題が解ける(時間が経ったら解けない)』・『教科書を見ながらなら問題が解ける』ようなことがあります。
④は、「一次方程式」について『授業から時間が経っても何も見ずに問題が解ける』・『友達に一次方程式について説明できる』という状態です。
テスト前までに④の状態になると高得点を取ることもできます。
予習のすすめ
予習を通して② 「分かる」部分と「分からない」部分を区別し、学校の授業でその「分からない」部分をよく聞いて③ 分かるという段階に進めることができると、最大限に学校の授業を利用することが可能になります。 学校の授業で初めて新しい分野の授業を受けた人の中には「全然理解できない…でも何が分かっていないかも分からない」や、「ここ分からないな…でも先生はどんどん先に進めているから集中して聞く暇がない…」という感じになったという人がいませんか? しかし、予習をしていると学校の授業に対する印象・理解度が全然違います。 予習したときに「ここは分かるけど、ここはよく分からない」という風に先に自分が分からない部分を掴めるので、授業ではその部分に集中できて「そういうことか!」と気づいて理解できるのです。 たとえ、授業で聞いてもよく分からない場合でも、分からない部分がはっきりと区別できているので「先生、ここ教えてください」というように質問できます。 実は予習のメリットはこれだけではありません。 予習で分かった部分は、学校の授業が『復習』になるのです。 復習というのは学んだことを再度確認し問題演習などをすることですから予習で分かった部分を授業で再度聞いたり、問題演習することで復習と同じ効果が得られます。 つまり、予習をすることで復習を省略できることがあるんですね。
まとめ
予習と復習のどっちをやるか迷っているなら…
『予習』がお勧め!
予習のメリット
1. 学校の授業の効果を最大化できる
2. 学校の授業が『復習』になる
予習ができるようになったら…
学習効率を上げるために『復習』の習慣も身につけよう!
予習の習慣を身につけることができた人は、予習で分からなかった部分を学校の授業後に復習するといいですよ。
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